気仙町今泉地区には約500世帯が住んでいたが、東日本大震災の津波で3世帯を除く全ての住宅が流され、住民達は他の地域の仮設住宅に散り散りに住むことを余儀なくされた。










この地を離れたくないと思った住民達もおり、寺の境内の山を切り崩し、何とか9世帯の仮設住宅を建設して、現在は12世帯が暮らしている。以前に施工した唐津山・積み木の家の工法であれば、セルフビルド・移設・増築が可能な上、断熱や調湿の性能も良く、震災直後から仮設住宅を提案していた。残念ながら実現できなかったが、我々の活動を知った今泉地区の方から集会所の依頼があった。











342個ある積み木は全てナンバリングされ、その断面には住民やプロジェクトに関わった人々のメッセージが書かれている。積み木は住民やボランティアの方々と一緒に積んだ。復興が終わり、集会所が壊されるときに見ることができるこのメッセージは、未来の今泉地区や自分へのメッセージでもある。みんなの思いが込められたこの集会所が復興の拠点となり、散り散りになった方々がこの地に戻って来られることを願っている。






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